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教育基本法改悪法案を廃案に!憲法・教育基本法を守り生かそう

 昨日、8月26日、平和と労働センターで開かれた表題の「学習決起集会」に参加しました。
法政大学大原社会問題研究所の五十嵐仁さんのお話しがとてもわかりやすかったのでその一部を紹介したいと思います。
 「改憲と教育基本法「改正」が同時に登場してきたのは何故か」-最初に結論を述べます。狙いは一つ、「アメリカのために命を投げ出せ」-そのための法と人づくりのためだということです。
 今日における改憲攻撃の新たな段階として、自民党「新憲法草案」の発表、「国民投票法」と教育基本法改悪法案の国会提出、防衛庁の省への格上げ、在日米軍の再編と自衛隊との軍事一体化の計画を指摘し、(1)改憲の阻止、(2)憲法の実質的な改変(実質改憲)の防止、(3)「反憲法的現実」の是正、の3つの課題に全力をあげてとりくむ必要性を訴えました。憲法を生かすということは、ただ生きていればいいのではなく、ピチピチと「活きて」いなければならないと、自著にある「活憲」の主張をされました。
 政府の教育基本法「改正」案には、自民党が2004年11月にだした「憲法改正草案大綱」とほぼ同じ文言が書かれているとして紹介されました。それは大綱の「我が国の歴史・伝統・文化を尊重し、郷土と国を愛し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を涵養すること」の部分です。
 この「国際社会の平和と発展に寄与する態度」とは何かということですが、これは「武力の行使をともなう活動を含む」「国際貢献のための活動」に進んで参加する「態度」であって、具体的には武器を持ってアメリカ軍とともに海外で戦うことです。在日米軍再編最終報告(ロードマップ)には、2008年から2012年までに米軍司令部と自衛隊を一体化させるシナリオが書かれています。憲法改悪のスケジュールとそれに先行させる教育基本法改悪の目的が、米軍再編強化の計画と重なっています。
 五十嵐仁さんは具体的な資料を交えてこれらのことを解き明かし、秋の臨時国会で教育基本法改悪法案を廃案にすることの歴史的な意義を強調しました。
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【参考】
http://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/rouken068.htm
改憲、教育基本法「改正」の真の狙いは何か(五十嵐仁)
  「アメリカのために命を投げ出せ」というのか
    『労働運動研究』復刊第14号(2006年8月)
 


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