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国民平和大行進への稲嶺名護市長からのメッセージ

 2013年原水爆禁止国民平和大行進の沖縄-長崎コースが、6月16日、名護市辺野古海岸を出発しました。「平和行進活動交流ニュース」でそのことを知りました。
 沖縄には、住宅密集地の中心部に滑走路をもち、住民にとって非常に危険な米軍普天間基地があり、基地の早期無条件撤去が求められていますが、日米両政府は、ジュゴンが棲む美しい海に続く辺野古に新たな基地を造ることを強引に推し進めようとしています。オスプレイの配備と飛行訓練も、沖縄県民の強い反対をよそに強行されました。
 毎年世界から多くのNGOや政府の代表が参加する原水爆禁止世界大会に向けて行われる国民平和大行進の沖縄-長崎コースが、辺野古海岸から出発したことは、米軍基地撤去と核兵器廃絶の世論をさらに大きく広げていく力になると私は思いました。名護市の稲嶺市長から寄せられたメッセージでも、そのことを意義深く感じていると述べています。
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平和行進ニュース6-18.jpg
◆稲嶺進名護市長からメッセージ
 この度は、核兵器廃絶国民平和行進の開催にあたり、貴実行委員会をはじめ、ご参集されました多くの平和を愛する皆様に、ご挨拶を申し上げます。
 一昨年の東日本大震災以後、「核」を利用することに伴う「核」の危険性に対する国民の声は、ますます強く厳しいものとなっております。その中でも核を軍事目的として利用する核兵器は、あってはならないものであります。その思いから、本市では、一昨年、広島市と長崎市が主宰している平和市長会議へ加盟いたしました。平和市長会議は、2020 年までに核兵器の廃絶を目標とし、「2020 ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」の展開や被爆の実相を伝える活動などに取り組んでおり、本市も核兵器の廃絶を目指し、北東アジア非核兵器地帯を求める国際署名へ賛同したところであります。
 本日の核兵器廃絶国民平和行進も今年で56 回目を迎えると伺っておりますが、今年の平和行進も、核兵器のない平和な世界への思いを胸に一歩一歩、頑張っていただきたいと思います。
 私は、普天間飛行場移設問題に関しまして、「辺野古の海にも陸にも新たな基地は造らせない」との信念を貫く決意であり、平和行進が辺野古から出発することについて、意義深く感じております。
 結びに、参加者の皆様におかれましては、体調には十分注意され、核兵器の廃絶を訴えて平和行進を無事終えられることを祈念するとともに、皆様方のご活躍とご健勝を祈念申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。
   平成25 年6 月16 日
    名護市長  稲嶺 進
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