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福島の「いま」を見る・考える・・・旅(1)

 12月14日~15日、全国教育文化会館で働く仲間たち9人で、福島の被災地を視察する1泊2日の旅に行きました。1日目は、福島県の南にあるいわき市から北上して、福島第一原発から10㎞に位置する富岡町まで、10人乗りのレンタカーで見て回りました。「ガイドポイント」地図にあるように、津波被害が大きかった四倉から久之浜を最初に訪れました。放射線から子どもたちを守るための屋内の遊び場、地震・津波・火事・原発事故など、いくつもの困難に襲われた商店がおこした「浜風商店街」(久之浜町商工会)が、津波と放射能被害の重さを物語っていました。http://www18.ocn.ne.jp/~hisahama/
 次に行った広野町は、福島第一原発から30㎞圏内に位置し事故当時は全町民が避難しました。2011年9月に、国は広野町の緊急時避難準備区域の解除を発表し、広野町は詳細なモニタリングに基づく除染作業やインフラの整備をすすめてきました。2012年3月には、いわき市に移転していた役場機能を広野町の本庁舎に戻して従来の業務を再開しました。しかし住民は事故当時の人口5400人のうち約2割しか戻らず、小中学校生徒もいわき市内の仮設住宅などからバスで通学しているといいます。町の北部にあるJビレッジ(福島県、東京電力、日本サッカー協会、Jリーグが共同出資して作ったスポーツ施設)は、福島原発事故収束作業にあたる労働者の集結拠点になっています。ビレッジの裏側は除染作業で出た放射能汚染物を詰めた黒い大きな土のうが集められ、広い敷地に3段に積み上げられていました。(次回に続く)
◆被災地・現地視察ガイドポイント(クリックして拡大)
被災地視察ガイドポイント.jpg

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