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地球の上に生きる2012 DAYS JAPAN 写真展

 今日、新宿のコニカミノルタプラザで開催中のDAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展を観に行きました。
 コニカミノルタプラザが入っている新宿高野ビルは、フルーツの高野がメインのビルで、5階がタカノフルーツパーラー新宿本店になっています。写真展をおこなっているギャラリーは、このビルの4階です。
 写真展は、3部構成になっていて、ギャラリーCで「第8回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」の受賞作品約60点が展示され、ギャラリーBで「アニマルワールド」と題して野生の動物たちの迫真の写真、同じギャラリーBの奥で、広河隆一氏の「新・人間の戦場」から15作品が展示されています。
 「DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」の作品は、DAYS JAPAN 5月号に掲載されたものを見ていましたが、展示されていた大きな写真はたいへん迫力があって、写真を撮られた場所の空気が伝わってくるように思いました。
 広河氏の「新・人間の戦場」は、初めて見る写真でした。戦場には軍人と住民がおりなす非日常的な場面があり、それが長期に続いて日常になってしまっているパレスチナの現実がありました。私がその場でメモした全作品です。
 1)2002年・パレスチナ西岸地区(アラム検問所)、2)1982年・レバノン(イスラエル戦車の砲撃)、3)1982年・ベイルート・レバノン(肉親を殺されたパレスチナ人女性たち)、4)1984年・ベイルート沖・レバノン(レバノン左派による自爆攻撃で200人以上殺され撤退する米海兵隊)、5)2002年・パレスチナ西岸地区(トゥルカレム難民キャンプの男たち)、6)2002年・パレスチナ西岸地区(カランディア検問所で通行拒否されるパレスチナ人女性)、7)2002年・パレスチナ西岸地区(パレスチナ武装勢力メンバーが狙撃されて死んだ)、8)2002年・エルサレム・イスラエル(パレスチナ人による自爆攻撃後、恐怖が覚めないユダヤ人の親子)、9)2002年・パレスチナ西岸地区(パレスチナ難民キャンプを捜索するイスラエル兵)、10)2002年・パレスチナ西岸地区(イスラエル軍の捜索を遠くから見るパレスチナ人親子)、11)2002年・パレスチナ西岸地区(外出禁止令が敷かたベツレヘムで様子を見に家から出てきた親子)、12)2002年・パレスチナ西岸地区(ジェニン難民キャンプのオマル氏)、13)2011年・福島第一原発(水素爆発を起こした4号機・3号機)、14)2012年・福島第一原発(使用済核燃料が危険な状態にある4号機・上空から撮影)、15)2012年・福島第一原発(4号機・3号機・2号機・上空から撮影) 以上です。いずれも、緊張感にあふれ、目を釘付けにされる作品でした。20120505.jpg
 写真展「地球の上に生きる2012」は、新宿・コニカミノルタプラザで、5月21日まで開催されています。是非一度足を運んでみて下さい。
【特別企画展案内文から引用】DAYS JAPAN
私たちが真実に向き合ったとき、はじめて進むべき未来が見えてくる。
「真のフォトジャーナリズム」を望む多くの人々に支えられて、今年、第8回目を迎えた「DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」
今回の受賞作品には東日本大震災をはじめとして、世界各地で立ち上がった市民たちの闘い、また、未だ解決されずにいる児童労働問題や難民・環境問題などが取り上げられています。
困難な時代を生きる子どもたちにまっすぐ向き合うために。
真実を伝える一枚の写真が、私たちの未来を変えていきます。
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