沖縄戦・女たちの地上戦

１月２５日にNHK教育で放送されたETV「沖縄戦・女たちの地上戦」を録画して観ました。
銃後を守っていた女性たちが、米軍の攻撃だけでなく日本軍からも迫害され、子どもや老人を連れて、砲弾が降りしきる戦場をさまよい、たくさんの家族を殺された体験は、本当に想像するのも恐ろしい光景です。
沖縄での地上戦を体験した住民たちの証言を集めた『沖縄県史　第九巻』（1971年発行）編纂のために録音された200人の聴き取りのテープには、「二度と語りたくない」というむごい体験談が収録されていました。
戦争体験者が年々減っていき、戦争の残酷さが忘れられていくなかで、戦争の真実に耳を傾け、記憶し伝えていくことは本当に大事なことだと思いました。
それが、「過去にあったこと」に止まらないで、現在も同様の悲劇が世界各地で起きていることを肌で感じることが必要です。沖縄戦の事実を知れば、日本の戦争を正当化したり軍人の愛国美談を吹聴するようなことは絶対にできません。
二度と戦争の悲劇を繰り返さないために、憲法九条を守り生かすことが、戦死者の魂を鎮めることになると思いました。

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