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普天間基地の撤去と辺野古新基地建設撤回を求める緊急集会

12月17日の夜、東京で普天間基地の撤去と辺野古新基地建設撤回を求める緊急集会が行われました。
普天間基地は人口約9万人の宜野湾市の真ん中を占拠し、ヘリや輸送機などが早朝から真夜中まで飛び回り、爆音被害と墜落の危険にさらされています。普天間基地の即時閉鎖は沖縄県民の切実な願いです。そしてジュゴンがすむ辺野古沖への新基地建設も絶対に許すことはできません。1月24日投票の名護市長選挙は基地建設反対の稲嶺ススム候補と基地建設容認の現職・島袋候補との激しい闘いになっています。沖縄の基地問題を一刻も早く解決するために、全国から世論と運動をまきおこそうとアピールが採択されました。
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アピール


 国民のみなさん
 私たちは、いま最大の焦点となっている普天間基地問題で、新政権に対して「普天間基地の撤去と辺野古新基地建設の撤回」を求める緊急集会を開催しました。
 鳩山内閣は12月15日、沖縄県の普天間基地問題について、当面「移設」先は決めずに与党3党で協議していくことを決めました。
 政府のこの「新方針」は、普天間基地に替わる新たな「移設先」を探すことを前提にしています。しかも、沖縄県内や県外への移転を模索するとしつつ、鳩山首相自身が「辺野古も生きている」と言明しているように、現行案を含めた「たらい回し」の方針から脱却していないことは重大です。
 1996年にSACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意で基地の「たらい回し」の方針を決めて以来、政府は辺野古への新基地建設へむけて「アメとムチ」の卑劣な手法もつかい強行しようとしました。しかし、これに反対する住民ぐるみの頑強なたたかいは「杭一本」打たせませんでした。この13年間の経過が示すようにSACO路線は破たんし、新たな「移設先」を探すやり方では決して解決しないことが証明されています。
 沖縄県民の望んでいることは、沖縄の代わりに日本のどこかに「基地を移設」するのではなく、普天間基地を即時閉鎖し、無条件返還することです。
 私たちは最も現実的な解決策として、日本政府が「移設条件なしの返還」=「普天間基地の無条件返還」を求めてアメリカ政府と本腰を入れて交渉することを強く要求するものです。
 みなさん
 沖縄県民と心を一つにし、普天間基地の撤去と辺野古新基地建設撤回を求めて全国草の根から世論と運動を発展させましょう。
 また、1月に行われる名護市長選挙は、「辺野古新基地建設」を許すかどうかをめぐってますます重大な意義をもってきました。統一候補・稲嶺ススムさんの勝利をめざして全国から物心両面の支援を送りましょう。
 自公政権退場の歴史的チャンスを生かして、米軍基地撤去にむけた国民的運動を大きく広げましょう。

 2009年12月17日
   普天間基地の撤去と辺野古新基地建設撤回を求める12・17緊急集会
タグ:沖縄 基地
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