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日本が作った毒ガス兵器 /DAYS JAPAN 1月号

DAYS JAPAN 1月号に掲載された「大久野島 日本が作った毒ガス兵器」を紹介します。
(文/海南友子 写真/滝澤早苗)
 私は、この記事を読んで、日本の戦争を美化しようとする勢力に対して、「事実の酷さをきちんと見なければいけない」と告げたいと思いました。それは、森村誠一氏の「悪魔の飽食」を読んだ時にも感じたことです。
広島県と愛媛県の境(瀬戸内海)にある大久野島では第二次世界大戦中に国際条約により禁止されていた毒ガスが密かに作られていました。この毒ガスを使って作られた化学兵器は、中国をはじめ日本軍が駐留したアジア各地で使用され、現地の人々を殺し、傷つけました。猛毒は工場の若者たちにも重大な被害を及ぼし、今も後遺症に苦しんでいるといいます。
 海南さんは書いています。~ ヒロシマ+戦争とくれば、「原爆」が真っ先に頭に浮かぶけれど、同じ広島県内で、化学兵器の悪夢に苦しみながら生きてきた人々がいることは、あまり知られていない。戦争は彼らの体の中で続いている。自ら望んだわけでもないのに、化学兵器で体を蝕まれ被害者になった。そして、加害者にもなってしまった~

 DAYSフォトジャーナリスト学校のワークショップで生徒たちが大久野島を訪れました。若いジャーナリストが、記憶から遠ざかっていく戦争の傷跡をしっかりと見すえ、記録していくことは貴重なことだと思います。
 しかしDAYS JAPAN は刊行存続の危機に直面しています。是非多くの人に購読していただきたいと思います。
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DAYS存続キャンペーンの報告とお願い
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/138401854.html
タグ:Days
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