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保育所給食の外部搬入やめて! 自園調理の充実こそ

福祉・保育の民営化を進めようとする構造改革路線は、鳩山新政権にも継承され、保育所給食の自園調理が危機に直面しています。私は、二人の子どもを保育所に通わせた親として重大な関心をもっています。
新聞記事を紹介します。
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〈全国保育所給食セミナーから〉
  利益優先で子どもの健康が心配
    アレルギー対応も困難に !?
 乳幼児の体と心を育てる保育所給食。ところが、全国の公・私立の3歳児以上の保育所給食について、外部搬入を容認する方針が4日にも構造改革特区推進本部の評価・調査委員会で決定されようとしています。1月30、31日、愛知県で開かれた第24回全国保育所給食セミナーでは「外部搬入ではなく自園給食の充実を」の熱い思いが広がりました。(寺田可奈)
 (中略)…
 全国保育団体連絡会事務局長の実方伸子さんは「認可保育所は自園調理が原則と、最低基準で決まっていますが、現在、構造改革特区に認定された86自治体で給食の外部搬入が実施されています。学校給食センターなどで大量に作った給食を搬入するものですが、新政権はこれを全国展開しようとしています」と報告。
 保育所給食の外部搬入が全国的に認められると、特に私立保育所では民間の弁当業者、給食業者を搬入元に給食の外注化、市場化が一気に進む危険性があります。
 「自園給食よりも安上がりだとして進められようとしていますが、保育の一環としての給食の充実やアレルギーなど一人ひとりの子どもに即した対応は困難になり、子どもの安全、健康が脅かされることになりかねません」と実方さん。「子どもの安全、命を守る基準を切り捨てる動きに対し、それは許せないという声を広げたい。4日の委員会で外部搬入容認の結論が出たとしても、厚生労働省での調整や法令改正などが必要です。幅広い国民に知らせ、国民の力で自園給食を守りましょう」と呼びかけました。
 (中略)…保育所に子どもを預ける母親は、重い食物アレルギーをもつ娘のために、給食職員、担任と相談し合いながら対応したと報告。給食職員は、通常の食事と遜色ない、きめ細かい代替食を提供し、症状は軽快していきました。「もし給食室がなかったらどうなっていたか。給食の先生がいたから私も頑張れました」と語りました。…(後略)
 2010年2月4日「しんぶん赤旗」より抜粋
タグ:保育所給食
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