ヒバクシャからの手紙

ＮＨＫオンデマンドで、「ヒバクシャからの手紙～そして　ヒバクシャへの手紙」（8月8日放送）をみました。
ヒロシマ・ナガサキで被爆された方々の、壮絶な体験が綴られた手紙が朗読されました。
あまりにも衝撃的なその光景は、65年たったいまでも鮮明に思い浮かぶと言います。
そして、自分が被爆者であることを家族にも話さず、一人で苦しみを抱えていました。
その苦しみを乗り越えて生きてきた被爆者に思いを寄せて、核兵器廃絶と不戦のためにできる限りのことをしていきたい…。多くの若者が、この番組に感想を寄せてくれました。



*******************************************************
夏―レクイエム
（詞曲　長坂宏）

ヒロシマに夏がくる　静かに夏はくる
私の生まれた国の　その街ヒロシマに
八月六日の朝は　華やかな式典
鳩が今　この空を　高く今　飛ぼうと
奪われた 命は　戻らない

太田川に流れる　流れる灯ろうの
光の数が増える　命がまた流れてく
八月六日の夜は　華やかな風物詩
鳩が今　この空を　高く今　飛ぼうと
焼け落ちた 命は　戻らない

焼けただれた からだ　焼け落ちた心
私は被爆者　私は第二の被爆者
生きつづけ伝えてゆく　この街を
鳩がいまこの空を　高く今　飛ぼうと
生き続ける　苦しみは　消えはしない

鳩が今　この空を　高く今　飛ぼうと
生き続ける　ヒロシマを　忘れない

（※私の古いＨＰ「平和に生きる権利」で作者から掲載をご了解いただいています）

タグ：被爆者 核兵器