SSブログ

枯葉剤の傷跡を見つめて

 1月30日放送されたETV特集 「枯葉剤の傷痕を見つめて~アメリカ・ベトナム 次世代からの問いかけ」をNHKオンデマンドで見ました。これまでも、ベトナムにおける枯葉剤被害の問題はこのブログでも何度か取り上げてきましたが、被枯葉剤2世に現われた先天性障害の重さについて改めて衝撃を受けました。
 映像作家で映画「花はどこへいった」(2007年)の監督、坂田雅子さんは、枯葉剤被害の取材を続けています。坂田さんは、アメリカのベトナム帰還兵の子どもに現われた枯葉剤被害に注目しました。ヘザー・バウザーさん(1972年生まれ)は、お父さんがベトナム帰還兵で、生まれながらに指と右足に欠損がある障害を負いました。ベトナム帰還兵の子どもには、枯葉剤が散布された地域のベトナムの子どもと同じように、様々な先天性の障害が多くみられます。
 枯葉剤・ダイオキシンは、長期にわたって残留し、人間の遺伝子に傷をつけて、障害をもたらします。
 ベトナム戦争終結から36年、私たちはベトナム戦争と枯葉剤被害を忘れてはいけません。
 同様に、湾岸戦争、イラク戦争で使われた劣化ウラン弾の被害についても、それは許されないものだと声を上げなければいけません。
 核兵器とすべての化学兵器の使用禁止を求めます。
 Heather A. Bowser さんのHP
http://www.agentorangespeaker.com/
ヘザーバウザー.jpg

nice!(59)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 59

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0