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私は忘れない GROUND ZERO 追悼慰霊祭

 今日(9月17日)、東京新宿・経王寺で、「私は忘れない GROUND ZERO 追悼慰霊祭」が開かれ、参加しました。主催は、同追悼慰霊祭実行委員会、協力:アユース仏教国際協力ネットワーク、日本国際ボランティアセンター(JVC)です。DSC01269.JPG
 第一部のシンポジウム「希望を探して・・・・」~平和な社会をつくるには?~ では、野中章弘さん(ジャーナリスト)、長谷部貴俊さん(JVCアフガニスタン現地代表)、原文次郎さん(JVCイラク事業、現地調整員)が、9・11から10年の間にたくさんの一般市民が殺された理不尽さと深まる外国軍への反発、進まない復興と人道支援の必要性などについて話されました。3人の報告を受けて、臼杵陽さん(日本女子大学文学部教授)が対テロ戦争の背景には、それ以前のアメリカによる中東の石油支配の戦争政策があったことなどに触れ、テロと報復戦争の意味を考えるとともに、宗教対立を煽るマスコミの問題点などについて言及されました。
 第二部は、追悼法要でした。ヒロシマ・ナガサキ原爆の犠牲者、ニューヨークテロの犠牲者、東日本大震災の犠牲者のご冥福を祈り、参加者全員で法華経を合唱しました。DSC01272.JPG
 第三部は、音楽慰霊祭で、上畑正和さん(ピアノ・足踏みオルガン)、渡辺順一さん(サックス)、梅野泉さん(詩・朗読)による演奏に聴き入りました。
 9・11から10年、3・11から半年後に、グラウンド・ゼロに直面した人々の苦しみと悲しみを忘れずに、それを乗り越えて希望を切り開いていこうという趣旨のシンポジウムと追悼慰霊祭が行われたことは、たいへん意義のあることだったと思います。無宗教の私も、法華経を唱和し、死者をご供養することができました。

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