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原発ゼロへ!原子力空母はいらない!横須賀集会

 9月25日、横須賀ヴェルニー公園で、「原発ゼロへ!原子力空母はいらない! 米原子力空母ジョージ・ワシントン横須賀配備3年抗議集会」が開かれ、4500人が集まりました。主催は、安保破棄中央実行委員会・原子力空母配備阻止神奈川県闘争本部・三浦半島阻止連絡会・首都圏の安保破棄実行委員会です。横須賀集会.jpg
 3年前に原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀に配備され、原子炉の事故や放射能漏れの危険が指摘され、反対運動が広がりました。昨年も9月25日に集会が行われ、日本で原子炉のメンテナンス作業を行い、放射性廃棄物を輸送船に積み替えて搬出していることの危険性を告発しました。そして今年3月の福島第一原発の事故は、3000万人が暮らす首都圏・東京湾の入り口に、原発と同じ「軽水炉」型の原子炉を抱えた空母が居座ることがいかに危険なことであるかを、現実の問題として私たちに突きつけました。国民の命よりも日米同盟を大切にする政府はもういりません。原発ゼロをめざす国民的な運動とともに米原子力空母撤去の運動をさらに広げていきたいと思います。
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【集会アピール】
 首都圏住民のいのちを守るため、「原発ゼロ」「原子力空母はいらない」の声と運動を大きく広げましょう

 3月11日、東日本大震災と東京電力福島第一原発の大事故が発生し、未だ原発事故の収束の見通しは立っていません。
 原子力事故は一旦起きてしまうと取り返しのつかない膨大な被害をおよぼします。今回の大惨事は、原子力は未完成の技術であり人類と共存できないということを示しています。
 いまこそ、原発依存からの脱却、原発ゼロをめざす社会に舵を切る時ではないでしょうか。
 日本には54基の原発が置かれていますが、首都圏には原発はないとされています。しかし、この54基とは別に軍事用原子炉が東京湾に置かれています。原発と基本的に同じ構造の原子炉2基を積む原子力空母ジョージ・ワシントンは、横須賀を「母港」として1年のうち半年も東京湾に浮かんでいます。この原子炉には、日本政府の監督権限がおよばず、わが国の安全基準が適用されません。そもそも首都圏に外国の空母の「母港」を置いている異常な事態は他の国では見られません。
 7月11日、政府の地震調査委員会は、東日本大震災にともなって三浦半島断層群での地震発生確率が高まった可能性があると発表しました。神奈川県の「地震被害想定報告書」では、横須賀港で海面が4.6メートル下がるとの指摘もあります。3メートル以上海面が下がれば空母が着底することになり、原子炉冷却水の取水に困難をきたし、また、岸壁近くにある発電施設・純水施設が津波などで破壊されれば、福島原発事故と同様の大事故につながる危険性が存在しています。首都圏3000万住民はこうした危険と隣り合わせの生活を強いられています。
 米原子力空母ジョージ・ワシントンが「母港」としての横須賀に初めて入港した2008年9月25日からちょうど3年目に当たるきょう9月25日、三浦半島の住民をはじめ、神奈川県と首都圏の住民4500人が参加して「原発ゼロ」と「原子力空母母港撤回」を求める集会を開きました。
 本日の集会では、命を脅かす原子力空母の危険性が明らかにされ、住民の命を守るために原子力空母の母港撤回を求める切実な願いと、運動を大きく広げるみんなの決意が確認されました。
 私たちは、きょうの集会を契機として、「原発ゼロ!原子力空母いらない!」署名をはじめ、「原子力空母はいらない」の運動を地元と首都圏で大きく広げるとともに、この運動を「原発ゼロ」を求める国民運動に大きく合流させて、原発も原子力空母も、基地もない、安心して暮らせる平和な日本を実現するために、力を合わせることを呼びかけるものです。

2011年9月25日
     原発ゼロへ!原子力空母はいらない!
     米原子力空母ジョージ・ワシントン横須賀配備3年抗議集会
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