SSブログ

イラク難民の子どもたち

今日は、新宿区にあるシロアム教会で開かれた緊急報告集会「イラクは今…」に参加しました。
主催は、JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)で、協力がイラクホープネットワークです。http://jim-net.net/contents.html
報告者は、JIM-NET事務局長の佐藤さん、同アンマン駐在員の加藤さんで、プロジェクターを使って、イラク戦争のもとでたいへんな苦境に陥ったグルド系イラン人難民とパレスチナ難民の実情が話されました。6年にわたる難民生活のなかで、子どもたちは病気を患ったり、爆発に巻き込まれケガをしたり、心の傷を負いながらも成長しています。
イラクには、1981年のイラン・イラク戦争時にイランによる攻撃を受けたグルド系イラン人の難民がフセイン政権の庇護のもとにアルターシュキャンプに移り住んでいました。2003年のイラク戦争によって治安が悪化し、彼らは再び難民化してヨルダンとの国境「ノーマンズランド」と呼ばれる緩衝地帯でのキャンプ生活を余儀なくされます。
また、2002年にはイラク国内に35000人いたと言われるパレスチナ人が、イラク戦争で前体制が崩壊すると、迫害を受けるようになり、現在はシリア国境付近で約1600人が難民生活を送っています。
JIM-NETは、ヨルダンとの国境付近で医療支援活動を行い、キャンプに医療検査のためのラボをつくったりしています。ガンや重い病気の子どもたちを救うために様々な活動をしています。JIM-NETは、複数のNGOや市民グループによって構成されていますが、下の写真はそのひとつである「アラブの子どもとなかよくする会」がイラクのガンの子どもたちを支える手作りプロジェクととして会場で販売していた、ラクダのティッシュボックスカバーです。
イラクの子どもたちを支援する日本の市民・NGOの活動はたいへん貴重なものです。各国政府は、もっとイラクの医療や民生を支えるために力を尽くすべきだと思いました。
dc041701.JPG
タグ:イラク JIM-NET
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0