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武装解除の専門家~瀬谷ルミ子

4月21日放送のNHKのプロフェッショナル「銃よ、憎しみよ、さようなら」を見ました。
内戦で荒れたスーダンにおいて4年間で18万人を社会復帰へ導く大規模なDDRプロジェクトに瀬谷さんは挑みます。DDRは、武装解除と動員解除と社会復帰を意味します。国連の全面的なサポートのもとにスーダン政府の主導で進められます。瀬谷さんはかつて国連の職員としてアフガニスタンなどの紛争地での武装解除の仕事をしてきました。現在は、NGO日本紛争予防センターの事務局長で、フリーの専門家として仕事の依頼を受けています。
今回瀬谷さんは、スーダンで元兵士の社会復帰のためのプロジェクトを担当します。武装解除しても生活していくための仕事がなければ、再び紛争がおきます。人々の話を聞くなかで部族間の争いが、水不足に原因があるとわかり、井戸を掘ることを政府に提言すると約束します。和平が合意されても、人々の心の中に平和がこないと、本当の平和は訪れません。
内戦の時に少年兵だった若者は、心に深い傷を負っています。心を閉ざした少年のために瀬谷さんは軍の幹部と交渉し、除隊の希望があれば考慮されると言質を取ります。しかし、少年が所属している警察(軍の組織)の幹部は辞めさせられないと言います。しかし学びたいのであればそれはできると…。新しい平和な国をつくっていくために青少年が学び希望を持って生きていくことは欠かせないことだと思います。
国連の平和維持活動などは、軍隊の仕事と思っていましたが、和平後の復興のためには、戦争で傷ついた人々の心に平和を取り戻すための大切な仕事があることを知りました。
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タグ:武装解除
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