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イラク国民的祝賀の日(6月30日)

 6月30日、イラクに駐留する米軍は都市部からの撤退をほぼ完了しました。オバマ米大統領はこの撤退についてイラク指導部に対し「主権国家として画期的なことであり、重要な前進だ」と述べました。イラクの人々が戦争で受けた傷はあまりにも大きいものがありました。アメリカは、イラク国民に対してはっきりと謝罪し、戦後補償を行うべきです。一方、アフガニスタンへの米軍増派は、戦争とテロの連鎖による被害の拡大を招くものであり、オバマ大統領は再考すべきだと思います。ひとまず、イラクが、主権回復へのスタートラインに立ったことを喜びたいと思います。

◆イラク国民の多くが、この日を米軍地位協定が定めた2011年末までの完全撤退の重要な節目として祝いました。マリキ首相は国営テレビで、「すべてのイラク人によって達成された国民的祝賀の日だ」と述べ、「国家主権の日」と定めるとしました。首都バグダッドでは、治安部隊の兵士や市民が国旗を振って街を行進し、米軍撤退を歓迎しました。… 亡命した歌手たちが米軍撤退を祝うために続々と帰国しています。 ◆この日ニューヨーク・タイムズ紙は「最初の撤退期限」と題する大型社説を掲載。イラク戦争を「不必要な戦争」だったと断定するとともに、「多くのイラク人が米軍の撤退を望んでいる」と指摘しました。… 米国最大の反戦組織「平和と正義のための連合」のマイケル・マクフィアソン共同議長は同日、米軍によるイラク占領の速やかな停止を求め、「戦争に抵抗する広範な戦線を築くため、イラクを人々の目に見えるようにし続け、米軍の急速で全面的な撤退の呼びかけを継続する」よう訴えました。~「しんぶん赤旗」7/2記事抜粋~
タグ:イラク
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